日常に置いて、理不尽な命令が脳裏に降りかかってくるノルマ。普段はタクシードライバーをしていて、その日常においても、急にそぐわない命令が降ってきて、彼の生活が混乱させられる。
旅館で仲居をしているノルマ。日々急に沸き起こる衝動をただただ受け止めてきた。喜怒哀楽が明確で、思った事は相手が誰だろうとはっきりと言う。負けず嫌いで、積極的にゲームの設定に入りこんでいく。
職業はプログラマー。ジェナーランク5位のジェナーにして、ゲームのルールを熟知している巧者。ゲーム中はあまり細かく動くことはなく、事前に作戦を与えておいて、あとは傍観しているのが好みのスタイル。
ランキング212位のジェナー。職業は陶芸家。ジェナーとしては決して無能ではないが、周囲への人望が無い為、苦戦する事が多々ある。好きなものは母親。嫌いなものは魚。ちなみに彼の母親もジェナーである。
職業は葬儀屋。不器用で口べたで、他人とのコミュニケーションが苦手。子供の様な感覚の持ち主で、興味がコロコロと移るので、周囲は振り回される。半開きの口と、2ステップの歩き方を特徴とする。
ランキング8位のジェナー。デイトレーダーとして毎日何億という数字を右へ左へと動かしている。加納をライバル視していて、綿密な作戦を授けて、後は比較的傍観するという加納のスタイルを意識している。
寿司割烹「るか万」を営む板前。深く考えることなく、感覚で動く事で、時としてチームの為にならない場合もある。それゆえ、「天然のヴィナー」と称される、味方からも敵からもうっとうしがられる存在。
職業は議員秘書。オールラウンドなプレーヤーで、彼がチームにいると、ジェナーの負担はかなり減るといえる。几帳面で神経質な性質で。他人の間違いや不条理な言動を正さずにはいられない。
職業AV監督。カチューシャをトレードマークとする。勘が鋭く、ルールや自分の役割を深くわかっており、作戦に忠実に動く。自分の興味が上まると、作戦そっちのけで趣味趣向に走ってしまう事もある。
職業はドラマの脚本家。観察眼と洞察力には長けているので、状況分析に秀でている。立場の強い者には控えめに、立場が下の者にはとことん強気に出る一面がある。人間関係の機微に、より興味を惹かれている。
女流棋士。人の行動の何手も先を読む事に長けている事からゲームには向いていると言える。冷静に状況の分析や助言を行う参謀格の役割を果たす。内面に激情を抱えており、時折それが表に滲み出る。
職業整体師。ノルマやジェナーの関係、はたまたゲームに関する事などに、理解があまり及んでいない、全くの初心者。初心者である上に、気の小ささも手伝ってゲームでは妙な力み方をしている事がある。
サラリーマンとして長年ノルマを続けてきた。一見落ち着いた常識人のような雰囲気だが、自分の生理的欲求に対して比較的正直すぎる箇所も見受けられる。ジェナーにとっては御しやすいノルマであるらしい。
興信所で働く調査員。正義感も強く、観察眼もあるので、ゲームの会場で起こるちょっとした変化にも率先して対応していこうとしていく。ノルマである事にはやりきれなさもあるのと同時に、諦めも感じている。
気が小さい、緊張がりのくせに神経は図太い。人間的なランクが低いのかどうか、急ごしらえのこのチームにおいても、立場が弱い方へ追いやられている。ジェナーになったのはただ流された結果によるもの。
ジェノルマというゲームの不条理さに辟易しつつも、他人の行動を支配するジェナーという役割に興味を惹かれているようでもあり、自ら進んでジェナーとなる道を選ぶ。勝利に並々ならぬ執着を見せる。
ジェナーランキング182位のジェナー。数々の自作の小道具を駆使した奇妙な作戦で、チームメイトを困惑させることが多々ある。結果的に作戦が上手く行く事もあるが、それが偶然の産物なのかは不明。
他人の意思を尊重するという視点に欠けているが、それを表に出すことはない。普段の口調は穏やかだが、同じジェナーである門倉に対しては時折厳しくなる。ペイズリー柄のシャツを好んで着用している。
ジェナーの意図を汲む事に長け、また相手の行動の意図も察知しながら、現場レベルでチームメイトを連係させる前線の司令塔の役割を果たす事が多いが、深読みしすぎた為に相手に翻弄される事もある。
適応能力が抜群で、即座に話題の中心まで斬りこんでこれる驚異的なフットワークをもっているため、相手の妨害作戦を任されることが多い。話題が調理関係の事に及ぶと、持ち前の板前気質が隠せなくなる。
保険外交員。性格的に世話焼きなところがある為、門倉の尻拭いをさせられる事が多々見受けられる。軽やかなフットワークでノルマの手伝いや、相手の妨害に奔走させらるが、その貢献が報われる事は少ない。
ノルマである事に一種の諦めを持ちながらも、ただジェナーに従うだけの運命に対し、苛立ちを隠さない時もある。愛宕と交わした約束により、ゲームの構造に対して戦いを挑もうと下北盤に臨む。
職業ウェイトレス。ルールの飲み込みが早く、積極的にゲーム展開に関わっていく。室尾に目をつけられたため、一種の愛玩動物のようにされている。頭は冴えている方だが、人の顔と名前を一致させるのが苦手。
職業不詳の謎の男。黒ずくめの服装に、いつもカバンを背負っている。中には何に使うのか不明な数々の道具が入っている。数々の事情に詳しく、色々な話題に口を挟んでくるが、的が外れている事が殆どである。