池袋盤【1】
池袋盤【2】 那賀谷「随分と、集まってきましたね。何人います」 奥羽「ええと、1、2、3」 流川「何人だ、1、2、3、4」 奥羽「今、数えてたんですから。ちょっと数えきれないですね」
池袋盤【3】 石黒「これって。逮捕されたらどうなるの。私達」 根原「た、逮捕?逮捕っておかしいでしょ。別に何かしたわけでもないのに」 石黒「銀行なんでしょ?私達、立て篭もって周りを警官が囲んでいる。これって」 那賀谷「好きでそうなったわけじゃない。だって。あくまでこれはそういう設定なんじゃないですか。我々に非があるとは到底思えませんが」
池袋盤【4】 根原「…そうですか。…見てください、な、ななななんと。電話線が抜けている」 那賀谷「…アンタ、下手だな」 愛宕「あれ?本当だ。線が抜けてた」 流川「俺がやってやるよ。貸してみろ」
池袋盤【5】 愛宕「声小っちゃ!…聞こえませんって。それ。あの!私達!何もしてませんから!突入しないでくださーい!」
池袋盤【6】 門倉「えっと、奥羽さん、誰でしたっけ」 奥羽「え?私ですか?……あれ、たった今、名前呼びましたよね…?でーすーかーら!奥羽ですって!」 門倉「え、聞こえません。ちょっとここに。このペンで。このペンシルで」
池袋盤【7】 岸「…やはり、足りない」 那賀谷「……足りない?前半で指示を2つ獲得したのに?それでもまだ足りない?」
池袋盤【8】 ―岸、根原の顔をじっと見つめる。 根原「…何ですか、さっきから。私の顔に何か」 石黒「岸さん、どうしちゃったの?この人の顔が気になるの?まあ、わかるわ」 岸「…実験です。どうか気にせず」
池袋盤【9】 ―奥羽、『穴』に落ちる。 城戸「……罠?…のようね。穴に落ちたって事?」 流川「奥羽さん?おい、どうした、大丈夫か!助け出せ、助け出せ!」 薬師寺「これで相手はしばらく動けない。今のうちに。おい。命令を」
池袋盤【10】 愛宕「…何ですか。そんなにじっと見つめられても」 岸「…鼻の頭に何かついてます。…それ。鼻くそ?」 愛宕「え?本当に?」 ―愛宕、鼻の頭をかく。 加納「……負けだ」 門倉「あ、そうか、鼻、「かか」れた」
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撮影者:荒多恵子 ※この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。