舞台写真4 of #026 君には頭がさがる

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【31】
黒川「上沢の畑から適当にひっこ抜いてきた」
絢子「…それって盗んでくるって事じゃ…」
黒川「俺の姿は見えないんだから。食うものには一生困らん。俺の一生は終わってるが」
里見「笑うな」

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【32】
黒川「俺も殺すかね」
絢子「…見ていたんですか?」
黒川「いや。さっきそれらしい会話をしていたのを聞いてしまったから。もしやと思ってカマかけただけだが、驚いた事に本当だったのか」

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【33】
秀成「ハジメは、どこ行ったんだ」
ヨウ「…あの……しばらく、仕事で出かけていて」
秀成「何で病気だなんて嘘をついた。…仕事ってのも嘘なんじゃないか?」

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【34】
絢子「いや、蚕の養殖っていう意味の」
ヤス「蚕」
絢子「どの家も桑の畑があるみたいで」
ヤス「いえいえ、アレはね、菅虫の餌ですね」

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【35】
里見「それは蚕と絹じゃないんですか」
絢子「それが違うんですって」
ヤス「ま、ほぼ一緒ですけどね」
絢子「ええ?」

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【36】
里見「そんな事するな」
ヤス「…いや、あの、首が勝手に」
黒川「お前らの好き勝手になると思うな。茂に言っておけ。聞こえないのか、俺の声は」

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【37】
ヤス「これが玉ねぎだとしたら、私の家で創ってるやつなんて、皆死んでますね。…へぇ、玉ねぎて、跳ねるんだ」


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【38】
節子「清二さん、そんな事していいの?」
清二「大丈夫、昨日の通りにすれば」
節子「でも、でも、もし、あの夫婦が私に入れたら、私、6枚になる」
昭三「君の名前書くとは限らない」

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【39】
絢子「これが匂粗。……絹のような肌触りですね」
義一「限りなく絹に近い絹です。あ、布です」
里見「…絹って言っちゃいましたよね」

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【40】
美代「ごめんなさい清二さん、昨日、あんな事お願いしていて。…私、やっぱり。どうしても、書かなきゃならない名前があるの」
清二「わかった。俺も同じ名前を書く」

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撮影者:佐藤淳一  ※この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。